「育休取得実績あり」の職場を希望し、転職活動をしていたわたし。
にもかかわらず育休取得せずに産後も転職し、第二子妊娠中の今は夫の自営業を手伝いつつ今後フリーランスで働きたいなと野望を持っています。
この記事では、わたしが育休制度が整っていそうな会社重視で転職し、結果妊娠中に仕事をやめるに至った経緯などをまとめています。
(過激なマタハラにあったなど特別な理由があるわけではなく、個人的な事情で退職したようなものなので、お暇な方のみお付き合いください)
また、面接時に育休取得が難しそうな職場だな、と感じて応募辞退したエピソードもまとめています。
目次
息子(第一子)妊娠中に勤めていた職場の話
職種は病院の事務をしていました。こちらは個人経営の病院で、スタッフも少人数の職場だったので、妊娠・出産などで長期休暇をもらうのは難しい環境でした。
妊娠が分かった時に院長先生に報告すると、産休まで働いて産後は早めに復帰できるなら(在籍しても良いよ)・・・といった感じでした。産休はともかく、職場の人数の関係で育休は難しい、という話でした。
加えて、産後復職しても拘束時間が長い仕事だったので時短勤務も難しそうな職場でした。
こちらの職場では、妊娠報告後に出血があり自宅安静になったことでしばらく休職させてもらっていました。
結果的に職場の人数が足りなく妊娠中期ごろには産後の職場復帰の話はなくなり、退職を勧められる形になりました。
当時の妊娠前の勤務体系はフルタイム並みのパート勤務で、雇用保険も払っていました。
なので、雇用主が育休取得に消極的でも育休を取りたい旨を交渉すれば取得できる環境だったと思います。
個人経営の病院でも、育休制度をきちんと設けていて、自分が産休・育休を取得している間に臨時で職員を採用する、といった産後復職しやすい環境を整えてくれる職場もあります。
わたしが勤めていたところがそういった職場でなかったことは残念です。
しかし、わたし自身も妊娠初期に休職して職場に迷惑をかけているのは心苦しかったので、夫の理解もあり円満に退職できたのは良かったな、と思います。
結婚した後に転職した職場だったのですが、産後の復職や育休制度についてよく理解せずに転職した自分にも落ち度があったんだろうな、と思います。
第一子の妊娠中にこういった経緯で前職を退職したわたしは、産後息子が認証保育所に入園が決まったことをきっかけに、今度こそ育休を取得できそうな会社に就職したいと思い、就活をしました。
ようするに、「第一子の産後再就職をし、一定期間働いたあとで第二子妊娠・出産、その後育休あけ復職ができる職場」を探していたのです。
転職活動中に育休取得が難しそうな職場のため、応募辞退した話
第一子の息子出産後、0歳5ヶ月頃から自営業の夫や義家族に息子を預け、短期間のパートをしていました。
1歳4月入園で保育園に入園が決まったあとは、パート期間も契約満了で終わっていたので、慣らし保育後の5月から働けるフルタイムの仕事を探していました。
育休がとりやすいような、正社員の仕事を主に探していました。
そんなときに、タウンワークに掲載されていた、ある会社の求人募集に興味を持ちました。
こちらの求人に応募し面接もしていただいたのですが、面接時に育休取得の話を聞いて、結果的にはわたしの方から応募辞退をしてしまいました。
その求人は、ある会社の事務(窓口で受付業務も多少あり)の正社員の募集でした。
数ヶ月前に新規立ち上げした部署での仕事で、職場が自宅から近く、求人募集を見た限りでは残業もなさそうでした。
- 自宅から職場が近い
- 正社員で福利厚生が良い
- 残業がなさそう
という条件が良かったので、この求人に応募し面接していただきました。
このとき、面接時に必ず聞きたいと思っていたことは、
- 保育園からの呼び出し・早退に対応できる職場か
- 残業はどの程度あるのか
- 転職後しばらく働いたのち第二子の妊娠を考えていて、産後も働きたいので育休を取得したいが可能か
という点でした。
面接官の話によると、小さいお子さんがいるママスタッフもいるので、急な保育園の呼び出しや、欠勤には理解があるようでした。
残業もめったになく、仮にあったとしても30分程度、とのこと。
ここまでは条件も合うし、もしもの残業時は夫や義家族に協力してもらえればなんとかなるかな、と思いました。
わたしのなかで問題だったのが、育休の件です。
面接官によると、
- 現場に育休を取得した人がいないため、前例はない。
- あなたが育休を取得して、周りから復帰を期待されるだけの人材になってくれれば育休取得も可能。
- その際、育休のあいだも顧客が離れていかないように、個人的に顧客に近況連絡をするなどして、良い関係を保つこと、その上で会社から成果が認められれば復職も可能、と。
- 育休中でも、スカイプなどで会議に参加したり在宅でもできることがあるでしょう、と。
なんだか育休を取るために条件が多いような・・・面接官が言うには育休を取るための絶対的な条件ではなく、あくまで努力目標である、とのことでした。
育休などで長期休暇をとるのは構わないが、復職するには休みの間も仕事に対して意欲や成果を出してね、というような内容でした。
わたしとしては、事務職は少し経験したことのある分野だったのですが、産後の育休中に個人的に顧客と連絡とる、というイメージがわきませんでした。
きっとわたしが経験したことがないだけで、そういった職種もあるんでしょうし、育休中になんらかの仕事をしないといけない場合もあるのでしょう。
営業的な要素もあるような仕事内容だったのもあり、わたしにとっては少し難しく思えて、悩んだ末にこちらの求人は応募辞退することにしました。
その後他の正社員の求人に応募し、育休についてもよく確認したうえで、採用となり働き始めた職場がありました。
そちらの職場は結局試用期間で退職することとなりました・・・
採用前に聞いていた話と異なり、残業が多く、保育園の送迎が間に合わなかった、という理由での退職でした。
↓詳しくはこちらの記事で。転職しすぎ・・・
育休取得実績はあるけど、配属部署では育休が取得できなかった話
退職後に製造業パートをはじめました。
ママさんスタッフも多く、働きやすい職場でした。
育休取得実績もある会社で、その件は面接時にも確認しました。
この製造業の職場で働いているときに、第二子を妊娠しました。
上司に妊娠の報告と、育休を取得して産後も復職したい旨を伝えると、今いる場所では育休取得・産後復職は難しい、とやんわり言われてしまいました。
妊娠を理由に解雇することは法律違反ですし、そのような強要はなかったのですが、立ち仕事メインの仕事では体に負担がかかるのでは、というところは心配されました。
座り仕事もありましたが多くはなく、それだけやるには隙間時間ができすぎてしまう状態です。
本社の事務には育休取得者がいたのですが、実際は製造部門では厳しいのだとか。
育休取得者の代わりに欠員募集したスタッフが製造部門で技術的、性格的に優れた人材なら引き続き雇用される可能性があり、そうなると製造部門に復職後に空きがないかもしれない、とのこと。
他の部署に異動して復職、となると本社の事務や営業になり、雇用形態がパートからフルタイム勤務などに変わる可能性があるとのことでした。
第二子の妊娠がわかって初期の頃に、第一子の息子の時と同様、出血があり切迫流産の傾向があると言われていました。
会社の言い分に対して思うことはありましたが、育休を視野に入れていたのに、立ち仕事の製造業を転職先に選んだわたしが浅はかだったと思います。
やはりこの時も会社と相談のうえ、自宅安静からの休職、退職となりました。
まとめ
私の場合は、職場環境のせいで育休取得にいたらなかった、というよりは転職前のわたしのリサーチ不足が原因で育休取得しなかった、という感じです。
これでは被害者ヅラして「育休取得したかったのに会社が取らせてくれなかった!」とはとても言えません😃💦
会社と交渉すれば育休取得できる権利はあったけれど、妊娠中の体調が気になり退職した、という方が正しいですね。
転職活動中の、面接での育休取得について色々と条件があったエピソードなんかも、育休とるのってこんなに大変なんだなぁ、と思い知りました。
ただ休んでいいわけじゃないのね、と😰
転職活動中に育休取得しやすい職場を選びたい方が読まれていたら、少しでも反面教師的に参考になる話であったら嬉しいです。