わたしは妊娠判明後に前職を退職し、息子を出産後に再就職をしています。産後パートで再就職をし、その後子どもが2歳までの短い間に二度転職を経験しました。
なかなか産後の再就職が思うように進まなかった理由は、自身の堪え性のない性格が大きな原因かと思います😅
どうして三度も再就職するはめになったのか、産後の再就職を考えていらっしゃるママ達には悪いお手本になるかもしれませんが、転職した経緯を記事にまとめたいと思います。
目次
産後、保育園より先に就職が決まった
わたしの住む東京都郊外は待機児童の多い地域です。0歳児や1歳児を認可保育園に入園させるためには、フルタイム勤務のポイントが必要不可欠でした。
そのため、産後は正社員で働かなくては!と思い、正社員にしぼって転職活動をしていました。わたしは産前に医療事務の仕事をしていたので、お給料は安いけど求人は比較的多くありました。
子どもが0歳4〜5ヶ月頃、子連れでハローワークに通い、何件か求人に応募しました。幸い応募したうちの一件の仕事にすぐに採用されました。
しかし保活も就活と同時進行でしていたのですが、仕事に採用されたこの時点では保育園が決まっていませんでした😰
そもそも、待機児童が多い地域なのに、保育園が決まっていないうちから就活したのが間違いだったんですよね。
わたし、東京に住んでいながら、保育園の待機児童問題に疎かったんです・・・
本当に考えが甘かったのです。
わたしは、
「保育園、認可は無理でも認可外くらいは空きがあるだろう。とりあえず認証保育園(認可外保育園)が認可より入りやすいみたいだから、手当たり次第電話して、職場から近い雰囲気の良さそうな保育園を選ぼう」
という短絡的な思考でいたものですから、現実は認可保育園は年度途中の入園はほぼ無理、認証は空きが全くないという状況に驚愕しました。
加えて認証保育園はキャンセル待ちが数十人いて、保育園によっては次の年度の4月の入園予約もすでに20〜30人待ちのような状態でした。
唯一、認可外保育園で空きがあったのは、0歳4か月から預かってくれますが、費用の非常に高い保育園でした。
とても保育料払えません・・・😱
結局その後も保育園が決まらず、正社員で内定の決まった仕事を始められる目処がたたず、結局のところ採用を辞退する形となりました。
面接してくださった方々や、子守りをしつつ面接に連れていってくれた家族に大変迷惑をかけました。
①家族に子供を預けて短期パート開始
子どもが0歳6ヶ月頃のこの頃、保活をするも結局すぐに入れそうな保育園はありませんでした。
なので、わたしは自営業の夫や義両親に子どもを預けて、週3日、一日4時間程度のパートをはじめることにしました。
自営業の夫や義両親も仕事があるので、わたしが正社員をしながら一日中子どもの育児を家族にまかせるのは不可能です。ですが、一日4時間程度のパートならば、夫も仕事の融通がききそうだったので、この頃のわたしの仕事は短時間パートがベストでした。
ただ夫は自営業とはいえ、仕事の時間を調整しながら育児もするのは大変だったと思います。ですが、保育園が決まるまでの一定期間くらいならその生活でも夫婦共に頑張れそうだったので、産後初めての就職はこういったスタイルになりました。
ちなみにこの短時間パートは半年程の短期契約でしたので、契約が切れる頃には転職活動を再開しました。
子どもが認証保育所に入れた場合には、パートでなく正社員で働いて、認可保育園への転園を希望していたので、パートで働くのは短期間にしようと考えていました。
その後、ありがたいことに、子どもが0歳10ヶ月になる秋頃、次年度の1歳児クラスの認証保育所に4月入園できることが決まりました。
この時は、1歳児の4月から保育園に入れる目処がたったので、一時的に短期パートをするという方法でもよかったと思います。
しかし万が一、パートの契約が切れる頃に保育園が決まっていなかった場合は、また同じようなパートを探す羽目になり、就活や転職の回数も多くなり非常に効率が悪いですよね。
また一から新しい仕事覚えるのも大変ですし、今思えばあまり賢い働き方ではなかったなと思います😅💦
②保育園に入園後、正社員フルタイムの仕事に転職して失敗
産後パートで再就職したあとの転職は、正社員の事務の仕事に決まりました。
子どもは年度始めの4月に、認証保育所の1歳児クラスに入園しました。
慣らし保育が4月いっぱいかかるので、正社員で働けるのは5月頃からかな、と思いその二ヶ月前から転職活動を始めました。
正社員の仕事が決まった時はとても嬉しかったのですが、子どもが保育園に入園することが現実となり、一緒にいられる時間がいよいよ少なくなることに寂しさを感じて複雑な思いもありました。わたし自身フルタイムで働くのは久しぶりで、保育園に入れば子どもも頻繁に体調を崩すかもしれないし、色々な不安がありました。
そうはいっても働かないわけにはいかず、保活も再就職もある程度希望通りに決まったので、頑張るしかない、と覚悟を決め働きはじめました。
しかし、この仕事、実は3カ月という超短期間で退職することとなります。
なぜそうなったのかというと、残業がありすぎて保育園のお迎えに全く間に合わなかったのです。
面接時、子供がいて保育園に入園すること、お迎えの時間があるため30分以上かかるような残業は出来ないことは話してありました。
面接官からは、残業はあっても10分程度、保育園の呼び出しにも対応出来る環境とのことで決めた職場でした。
しかし働きだしてみると、残業は毎日2時間以上、わたしが家に帰宅するのはいつも20時頃でした。
当初定時退社が17時となっており、18時までに保育園お迎えを考えていました。夫には朝の保育園の送りを頼んでいたので、仕事の都合上、お迎えはわたしが行く予定でいました。
しかしこの残業時間では、保育園のお迎えに間に合わず、上司に相談しても解決しませんでした。
独身の頃なら毎日2時間の残業くらい頑張れたし、実際にそれ以上残業していました。
しかし今は子持ちの身、仕事ばかり優先するわけにはいきません。残業の間なんとか夫や義家族に都合をつけてもらい、保育園のお迎えを頼みましたが、到底長く続けられることではありませんでした。
ちなみに保育園側からは、18時以降はほとんど残っている園児もいなく、1歳児は早めにお迎えを、と言われていたので、保育時間を伸ばす選択はありませんでした。
わたしの我慢が足りなかった部分もあるのでしょうが、試用期間中に退職するという結果になり、この転職は失敗に終わりました。会社も相当迷惑だったでしょうが、家族にも大変な迷惑をかけてしまいました😰
③単純作業の週4パートで無理なく転職
正社員の仕事を超最短で退職したわたしは、確実に残業のない、無理なく育児と仕事を両立出来るような仕事を、早急に見つける必要がありました。そんな都合の良い求人はなかなかないのが現実ですが・・・😅
子どもはもうすでに認証保育所に入園していて、補助金がでるとはいえ決して安くない保育料が毎月かかります。
のんびり転職活動をしている場合ではありません。しかし焦って適当な求人に飛びついて、運良く採用されたとしても実態が前回の仕事のように、採用時の話と全く違うのでは続けられません。
わたしは早急に、かつ仕事内容については慎重に検討しながら転職活動を進める必要がありました。
前回、たった3カ月でしたが正社員の仕事を通して、育児しながらのフルタイムの仕事ってなんて大変なんだろうとつくづく思いました。
わたしはこの時子どもは一人だったし、夫や義家族の協力があるので甘えているのは重々承知なのですが、一日中仕事をして帰って家事や子どものお世話をして、という生活が体力的にすごく辛かったのです。
ちなみに前職の正社員の時に、
- 毎日のお昼休みが15分ほどしかとれなかったこと
- 立ち仕事がわりと多かったこと
- お昼休み以外の休憩時間がなく残業が毎日2時間以上あること
という生活から、体調を崩し三ヶ月の間で体重も5キロほど落ち込みました。
しかし新しい仕事を始めたばかり、保育園生活もはじまり、第一子ではじめてのことも多いしで、大変なのは最初からわかっていたことです。
このまま仕事を続ければ体は慣れるのかもしれないし、強い精神力があれば辛くとも頑張れるのかもしれないですが、わたしはどちらかというとネガティブ気質で、予定外の残業の件もあって子どものお迎えにも行けず、このころ精神的にもずいぶん落ち込んでいた気がします。
子どもも保育園で頑張ってるんだから、体力的にきついとか言ってる場合じゃない、他のママ達だってワンオペ育児の方とかシングルの方とか、辛くても頑張ってる方がたくさんいるんだから、自分にもやる気さえあればきっと出来るはずだ、と考えるようにしていました。
しかし保育園のお迎えに行けないことを理由に、正社員を三ヶ月で辞めたその後の転職活動で、正社員、フルタイムって自分にはだいぶキャパオーバーだったんじゃないか、と思ってしまいました。
求人に残業なしと書いてあっても実際働いたら違うかもしれない、もう一度あの辛い仕事と育児の両立生活が待っていると思うと、正社員の求人に応募する気になれませんでした。
逃げかもしれませんが、自分のキャパシティにあった、長く続けられる仕事がしたい、とパート求人を探すようになりました。
そういった経緯で見つけた求人は、週4日のパート勤務で、保育園の朝の送りも出来るし、夕方までの勤務なのでお迎え時間にも余裕があり、残業は全くないという職場でした。
仕事内容は製造業で、単純作業のため覚えれば難しくはなさそうでした。
加えて、製造部門は10人もいないような小規模なものでしたが、小さいお子さんのいるママ達が多い職場だったので、急なお休みにも理解がありました。
また、保育課の窓口で、4歳頃からはパート勤務でも認可保育園に入れている世帯も多いとの話を聞きました。
収入は正社員には程遠いけど、認証保育所の保育料とわたしの奨学金くらいはまかなえるし、これならわたしにも続けられるかも、と思いました。
家族の了解を得て面接にのぞみ、結果採用されてこの職場で働くことになりました。
結果的にはこの仕事が自分にはあっていて、人間関係もさほど悪くないし、製造業なので立ち仕事メインでしたが、前回と違って労働時間が短くこまめに休憩があったので、体力的にも全く苦になりませんでした。
何より、息子の保育園の送り迎えを自分でできることがすごく嬉しかったのです。
わたしは沢山サポートしてくれる夫や義家族に感謝をしていましたが、同時に出来ることなら息子のことは自分でやりたい、という思いも強かったのだと思います。
自分ひとりで育児をしているわけではないので、夫や義家族を頼ることは悪いことではないと今なら思えるのですが、正社員だった当時、仕事に比重が大きく偏り、子どもと関わる時間が減り、育児がおざなりになっている気がして悶々と悩む日々でした。
週4日のパート勤務を選んだことで、子どもを保育園に預ける時間も正社員の時より短くなりました。
適度に仕事も出来て、子どもともある程度いっしょにいる時間が持て、2年後くらいには認可も狙える、ということでパート勤務ではありますが、今の自分にはとても合っている働き方だと思いました。
現在の仕事について
上記の製造業パートは出来ることなら長く続けたいと思っていました。
しばらく働いたのちに第二子も欲しいと考えていたので、育休制度もあり、出来ることならそういった制度を使いたいと思っていました。
ただ、育休をとって復帰する方は本社にはいましたが、製造部門では育休取得実績はなく、そこに少し不安もありました。
この会社で約1年働いたのち、第二子妊娠がわかったのですが、上司に相談したところやはり製造部門では育休取得は難しいとのこと。また、初期に出血して切迫流産の可能性があり自宅安静となったことで、会社と相談し退職することとなりました。
ということで、今現在何の仕事をしているかというと、夫の自営業の仕事を一緒にしている状態です。
子どもも相変わらず認証保育所の2歳児クラスに通っています。
家業の自営業は将来的にはわたしも関わっていく仕事なので、今のうちに仕事を教えてもらえるのはありがたいです。良い機会なので、自営業の仕事に力を入れて取り組みつつ、リスク回避のために家業とは別の収入源も開拓出来たらな、と考えています。
少し具体的には、在宅で出来るフリーランスの仕事に興味があるので、今、わたしにも出来る仕事がないか模索しているところです。
きっと妊娠中の今しか余裕をもって準備が出来ないので、今の時期にフリーで仕事になるような基盤が少しでも出来ればいいなと考えています。
まとめ
保活も就活も妊活もいきあたりばったりで、転職ばかりで、賢い例とはお世辞にも言えないわたしの保活・就活体験ですが、今保活や産後の転職活動中のママさんにとっては、わたしと同じ地雷を踏まないように参考にしていただければと思います😅💦
それでは、また🤗🍀