子どもも欲しいけど、職場環境に悩みや不満があり転職も考えている、という場合、どちらに先に取り組もうか悩ましいですよね😰
妊娠を選んだ場合、転職を選んだ場合、それぞれの問題について考えたいと思います。
目次
転職したい理由は人それぞれだと思いますが、
- 職場の人間関係で悩んでいる
- 残業が多い、拘束時間が長い
- 仕事内容が辛い、合わない
- 休みがとれない
- キャリアアップしたい
というような理由が考えられます。
一方で、結婚されていたり、女性の年齢が30歳代だったりすると、早いうちに子どもが欲しい、と思う方も多いのではないでしょうか。
転職もしたいけど、妊娠もしたい、どちらを優先したら良いか、難しい問題です。どちらか一方を選ぶと、その後どんなことが問題になるのか、以下にまとめてみました。
先に妊娠をした場合
転職よりも、現状の職場のまま妊活をし、妊娠した場合を考えます。
職場環境に不満がある場合はしばらく我慢が必要
何らかの理由で転職したいけれど、先に妊活することを選んだとします。産後子どもを保育園に預けて復職したい場合は、しばらく職場は現状維持で、不満に思う部分については我慢する必要があるでしょう。
その悩みや不満は、自分が割り切って働ける程度のものなのか、妊婦の精神状態や体調面に影響が出るほどのものなのか、それは当事者でなくてはわかりません。
妊娠・出産に現在の職場が理解がなさそうで転職したい場合
妊娠・出産に陰口をいう人、つわりなどでやむを得ずいただいたお休みに厳しい対応をする人が職場にいると辛いですよね。
でも、転職先にも多かれ少なかれ妊娠・出産に理解のない人はいます。我慢出来るレベルのものなら、人間関係で転職するよりは、妊活した方が育休や保育園のメリットが大きいかな、と思います。
キャリアアップを理由に転職したい場合
キャリアアップのため転職か妊娠か迷っているなら、個人的には先に妊活した方が良いと思います。
産後復職したら、保育園生活と仕事の両立は思ったより大変です。キャリアアップして新しい仕事を無理なく出来ればそれに越したことはないでしょうが、万が一、現状より明らかに責任度があがる、休めなくなる、拘束時間が長くなりそう、といった可能性のあるキャリアアップなら、子どもが小さいうちは難しいように感じます。
現状の仕事にやりがいのなさを感じたり、もっと自分は責任ある仕事ができる!と感じる方もいるかもしれませんが、子育てと両立してみてから考えても遅くないかもしれません。
育休明けに復帰して、子育てと両立出来そうか考える
妊娠中、なんとか頑張って現状の仕事を続けられそうならば、育休までしっかり貰って、復職してから子育てと両立出来そうか考えても良いかもしれません。
よく、育休後に復職しないでやめてしまう、というトピックに非難が集まりますが、育休は産後復職することを前提でいただくお休みですから、良く思わない方も多いでしょう😰
もし現状の仕事で、保育園生活と仕事との両立が出来るか悩んで転職を考えているならば、育休復帰後に仕事と子育ての両立を試してから結論を出しても良いと思います。
育休後しばらくして転職するなんて😡!と思う方もいるかもしれませんが、職場環境が、子育てと両立できる環境でなければ続けられないものは続けられないのです。過酷な職場で無理して頑張りすぎることはないと思います。
育休復帰後、しばらく仕事をしてみて、職場での理解がなく、あまりにも辛い思いをしたり、上司に相談しても残業時間が改善されない、という環境なら、その後産後の転職も考える、で良いのではないでしょうか。
産後の転職は簡単ではないですが、マザーズハローワークなどもありますし、わたしの実体験から考えると、全く成功しないわけでもないです。
転職しても新しい職場に問題がないとは限りませんが、劣悪な環境に耐えることだけが正解ではないはずです。
先に転職した場合
妊活よりも先に転職し、転職した職場で妊娠したい場合を考えます。
育休をとりたいなら、転職後1年は妊活は我慢
産後も復職したいと考えるならば、育休制度のある職場が理想ですよね。
育休をとるには1年間の勤務が必要です。理想としては、転職して1年経った頃から妊活をすると、ある程度働いた実績もあるので、産休・育休をとるのもスムーズかと思います。(企業によっては育休取得には様々な規定があるようなので、取得条件は職場に要確認です💡)
もし、転職後にすぐ妊娠がわかった場合でも、育休制度のある職場なら育休が取れる可能性があります。
産前に働いた勤務期間と、産後2ヶ月で復職後に勤務した期間の合計が1年になれば、それから育休をいただける場合があるようです。産後すぐに一定期間働く必要はありますが、育休が取れるのは嬉しいですよね。
ただ、転職後すぐの妊娠は、もしかしたら職場に快く思わない方もいるかもしれません。採用した側は辞める人の代わりの人材が欲しかったのかもしれないですし、人手不足だったのかもしれません。新しく採用した人材が、転職してまもなく産休や育休で長期お休みに入ってしまうのは、採用した側も本意ではないでしょう。
妊娠・出産をしてもおかしくない年齢の女性を雇うのですから、採用する側もある程度は想定しているでしょうが、職場によっては転職してすぐの妊娠は祝福してくれる人ばかりではないと想像できます。
産休・育休をいただくあいだ、仕事の穴埋めをしなければならない職員にも、不満を持つ人がいるかもしれません。
新しい職場でトラブルを避けるためにも、一定期間働いてから妊娠した方が、周囲の目を気にせずに妊娠中も仕事に取り組めるはずです。
妊娠したい時に出来るとは限らない
当たり前のことではありますが、妊娠を望んでいてもすぐに出来るとは限らないですよね。
転職を先にし、妊活を1年待つ選択をした場合、自分の年齢もネックになります。とくに30代の女性ならば、欲しいときに妊娠出来るのか?という不安はつきまといますし、万が一不妊の要素があった場合は、早く妊活を始めていれば・・・と後悔してしまいそうです。
妊娠が先か、転職が先か迷う方で、年齢や不妊の不安がある場合は、不妊の要素がないかなどを調べに、まず病院に行ってみるのも良いかもしれません。
現状の職場は妊婦でも働ける職場環境か、という問題も
現在働く職場が、
- 休みがとれない
- 残業が非常に多い
- 冷蔵庫内の作業や過度な力仕事メインの仕事など、妊婦にはあまり向かない仕事である
上記のような職場で、妊娠を考えている、産後復職したい、という場合は、妊娠よりも先に転職しても良いかもしれません。
上記のような職場でも、妊娠した場合に、
- 部署移動が出来る
- 仕事内容が力仕事でないものに変更出来る
- 定時で帰れたり、勤務時間を調整できる
というように、職場が環境を整えてくれるなら転職するまでもないですが、そうでないなら妊娠中、産後の復職は厳しい職場になりそうです。
それでも頑張れる方ももちろんいらっしゃると思いますが、そういった職場に悩みや不満を感じ転職を考えているのならば、妊娠よりも先に転職を選んだ方が良いと思います。
まとめ:妊娠が先か、転職が先か、の答えは
「妊娠が先か、転職が先か」と悩んでいる方の記事を読むと、正社員ならば転職するのはもったいない、とアドバイスされている方が多いように感じます。
正社員で育休制度など整っている環境で数年勤めているならば、やはり妊娠前に転職するのはもったいないかな、とわたしも思います。
ただ、上記でも書いているように、現在の働いている環境や、年齢、転職したい理由などによってどちらを先にしたら良いのかは異なると思います。
育休制度などと天秤にかけて現状の仕事が耐えられるものならば、多少の我慢や頑張りは必要でしょう🤔
しかし、現状を維持して妊娠したとき、心身共に無理が生じる状態になりそうなら、転職して環境を変えても良いとわたしは思います。
理想としては、妊娠中は無理なく、ストレスがなるべく多くない環境で仕事に臨めたほうが、仕事も妊婦生活も無理なく楽しめると思います。
どちらの問題点も知った上で、転職によってストレスフリーの良い環境になるならば、思い切って転職するのも一つの手かもしれません☺️🍀