わたしのまわりでは希望が叶って認可外保育園から認可保育園へ転園出来たけど、認可外の方が保育環境が良かった・・・なんてママさんの声も少なくないです。
この記事では、保護者が保育園に転園後に後悔・不満に思うポイントについてまとめています。
目次
- 子どもの生活態度について、先生から保護者への注意が多いと感じる
- 保育園での子どもの一日の様子がわからない
- 転園先では母乳をやめるように指導された
- 来年小学生なのに、お昼寝が多い
- 先生や担任の先生に不満を感じる
- まとめ
子どもの生活態度について、先生から保護者への注意が多いと感じる
わたしの友達で、0〜1歳児から子どもを認可外保育園に通わせていて、2歳から認可保育園に転園出来た方がいます。
認可外保育園では優しい先生が多く、子どもも楽しく保育園に行っていたのに、認可保育園に転園してからは子どもが保育園に行きたがらず困っているとのこと。
幸い、しばらくして子どもは転園した保育園の生活に慣れて楽しく通い出したそうですが、ママやパパには
「前の保育園の方が先生が優しくて好きだった・・・」
なんて言うのだとか。
親にとっても、転園した認可保育園の先生は、以前の保育園よりも保護者に厳しいと感じる部分があるようです。
子どもが2歳だと自我が強くなってきて、イヤイヤ期突入の時期ですよね。
- 自分で出来るのに自分でやらない
- 手伝うと自分でやりたかったと泣きわめく
- おもちゃ片付けよう、など声かけしても自分のやりたいことを我慢出来ない
など、子どもの主張が強くなってくる年齢では、なかなか素直に行動出来ないことも多いはずです。
保育園のような集団生活の場では、時間通りのタイムスケジュールに合わせないといけないので、イヤイヤする場面も多いかもしれません。
先生の指示をあまりにも聞かないで手を焼かせる子や、おもちゃなどの取り合いで頻繁にお友達に手が出てしまう子には、先生から個別に保護者へお話がある場合もあります。
子どもを転園させた友達のケースでも、年齢や性格によるものでしょうか、活発なお子さんで先生が手を焼くことが多かったのだとか。ついお友達に乱暴になってしまうことがあり、そのたびに送り迎えの時に園長先生から保護者が呼び出され、
- 家でどんなしつけをしているか
- 悪いことをした時はどう叱っているのか
- 家庭環境や育児に原因があるのでは
などなど、先生から保護者が注意されることが多かったのだそうです。
お友達を叩いてしまうようなこともあり、その度にママやパパは子どもには注意し、叩いてはダメだと言いきかせていたとのこと。
しかし園長先生から度々注意されるので、年齢によるものなのか、育て方なのか、他に原因があるのか、ママであるわたしの友達も随分悩んだと言います。
その後、3歳になり園長先生が変わったことで、子どもが保育園で問題行動をすることが極端に減ったとのこと。
新しい園長先生は寛容な性格で、
- 1〜2歳児頃は自分の意思をうまく伝えられなくて、手が出てしまう子も多い
- 手が出るのは良くないので、保育士も気をつけて見ておきます
- 年齢によるところも大きいからお母さんもあまり悩まないように
などと、よく声をかけてくれる先生だったそうです。
子どもに対しても、怒るより言い聞かせるように根気よく話をしてくれ、園長先生だけでなく他の先生もそのように対応してくれたとのこと。
すると、子どもが3歳になりしばらくして、問題行動をすることも減ったそうです。
子どもの年齢によるところもあるのでしょうが、先生の考え方によって子どもや保護者に対する対応は様々です。
わたしの友達の場合は、認可外保育園では保護者の育て方がどうだとか、そんなことを言う先生はいなかったので、念願の認可保育園に転園したあと、先生の保護者を責めるような対応にとても悩んで辛い思いをしたと言います。
先生も保護者に伝えなくてはならないことがあるでしょうし、家庭の状況など把握しなければならないのでしょう。
その時に、話の伝え方や、普段先生と保護者がコミュニケーションがとれているかで、受け取る側の印象も大きく変わると思います。
先生の保護者への注意や呼び出しは、内容が妥当だとしても、全く保護者に寄り添ってくれないような場合は、保護者にとっては新しい保育園が負担に感じることもあるでしょう。
保育園での子どもの一日の様子がわからない
保育園では、保護者と保育士との間で、子どもの保育園での様子を知るために、連絡帳を使用するところが多いと思います。
3歳頃など、子どもがお話が出来るようになってくると、連絡帳はなくなり、一日の様子は本人から聞いてください、と言われる場合もあります。
連絡帳の書式には保育園によって様々な形態がありますが、書く項目としては以下のうなものが一般的です。
保護者側
- 朝の体温、体調、排便の様子、夜ごはんと翌日の朝ごはんのメニュー、起床・就寝時間、保育園への連絡事項
保育士側
- お昼寝後の体温、保育園での体調、排便の様子、給食をどのくらい食べたか、お昼寝時間、保育士からの連絡事項
保育園によっては、もっと簡易的な情報だけ連絡帳に書くところもあるようです。その場合、保護者は子どもが意思を伝えられないような年齢の場合は、保育園での様子を保育士に聞くしかないですよね。
わたしの息子の保育園では、お迎えに行くと、その時間保育をしている先生が、一言保育園での子どもの様子を教えてくれます。
今日は〇〇くんとよく遊んでいた、ですとか、こんな言動をして面白かった、などです。加えて、連絡帳には担任の先生から、公園で鬼ごっこして遊んだ、とかトイレが上手にできた、など詳しく一日の様子が書いてあります。
わたしはどこの保育園もそんなものかと思っていました。しかし、以前転園させたいなと思っていた認可保育園があり、そこにお子さんが通っているママ友の話を聞くと、先生が保育園での子どもの様子をあまり教えてくれない、とぼやいていました。
連絡帳にも大したことは書いてないし、公園で転んだような痕があってお迎え時に先生に聞いても、公園に連れて行った先生でないとわからない、などと言われることもあるのだとか。
保育園で過ごしている間の子どもの様子は、子どもが話せないうちは先生から聞いて知るしかないですよね。
保育士不足で忙しいのかもしれませんが、あまり積極的に子どもの様子を教えてくれない保育園だと、子どもを預けることを不安に思うでしょう。
わたしのように、詳しく子どもの様子を教えてくれるような先生が多い保育園に通っている場合、そうでない保育園に転園したら、前の方が良かった、と後悔しそうです。
転園先では母乳をやめるように指導された
いつまで母乳をあげるかは、家庭の育児方針によりますよね。今は2歳頃まで母乳を飲ませることを推奨する、なんて言われていますから、そのくらいの年齢でも母乳を飲んでいる子もいると思います。
わたしは保育園に通っている場合でも、給食の食べが悪いとか、問題がないなら自宅で母乳を飲むのも良いと思うのですが、保育園側から年齢などによってそろそろ母乳をやめましょう、と言われる場合があるようです。
わたしの息子の場合は、2歳まで母乳を飲んでいたのですが、息子が食事の食べムラがあったので、保育園側から母乳をやめてみては、と提案され断乳しました。
そうした理由もなく、もう1歳になるから母乳はやめましょう、と保育園側から言われる場合もあるようです。
または、0歳児でも、保育園に入るならミルクを飲ませるようにして、母乳は減らしてください、なんて言われた、という話も聞いたことがあります。
保育園生活に問題ないなら自宅で授乳するのはOKというところから、転園した先でもうやめましょう、ということも考えられますね。
今は子どもから自然に乳離れする、卒乳を目指すママもいると思いますし、母乳育児にこだわりのある方だと、
「保育園での生活に支障はないはずなのにどうして・・・」と納得できない思いをするかもしれません。
転園前に保育園では授乳についてどういった意見をもっているのか、先に聞いておくと転園してからのトラブルも少なくて済むと思います。
来年小学生なのに、お昼寝が多い
子どもを認可保育園に通わせている、夫の友達から聞いた話です。この方ものお子さんも、0歳児から認可外保育園に入園し、1歳で認可保育園に転園しています。
この保育園では、年長クラスの保護者と保育園側とでちょっとしたトラブルが起こったのだとか。
理由は、来年小学生なのに、低年齢の子どもと同じようにお昼寝を2時間させるのはやめてほしい、という保護者側の要望があり、保育園側はすぐには対応出来ない、という話だったそうです。
保護者の言い分もわかる気がします。そもそも保育園での年長さんともなると、お昼寝が必要ない子もいるくらいです。
体力がありあまっていて、お昼寝時間に眠れない、という子どももいます。それでも他の1〜2歳の子達は寝ているので、眠れない子どもにだけ他の活動させるわけにもいかないそうです。
親としては、小学校に入学すればお昼寝していた時間はできなくなるのだし、そもそも眠れないのなら布団で2時間ゴロゴロさせるのはもったいない、ということのようです。
子どもだって、眠くないのに2時間寝てないといけないのは辛いでしょうね、うるさくしたら怒られるのでしょうし・・・
保育士の先生も、子どもがお昼寝している間に昼食をとったり連絡帳を書いたり、保育園で使う工作をしたりと決して暇な時間ではないはず。
むしろその時間がないと、事務仕事が回らない現状もあるようです。
この夫の友達のケースでは、転園前の認可外保育園では、年齢を重ねるにつれてお昼寝時間を短く設定されていたのだそうです。
それならば、完全にお昼寝なしとはいかなくても、眠い子は少し眠れるし、眠くない子も長時間布団に拘束されないので良いかもしれません。
夫の友達は、転園した保育園で、お昼寝の時間で年長クラスと保護者と保育園が揉めたことで、お昼寝問題に気づき、転園したことに少し後悔したそうです。
保育料や家からの距離で認可保育園に転園させたそうですが、前の保育園が認可外でなければ転園しなかったのにな・・・というのが本音のようです。
先生や担任の先生に不満を感じる
保育園の先生の、子どもへの接し方について不満に思う場合もあるでしょう。
例えば、以下のようなことについてです。
- 生活の補助をあまりしてくれないと感じる(食事や排せつについて)
- お迎えに行っても担任の先生がいなく一日の様子が分からない
- 子どもに厳しく怒る・注意する場面が多い
- 連絡事項が全ての保護者に行き届いていない
保育の場面によっては必要な注意もあるでしょうし、子どもの年齢によっては先生が手を貸さずに自立を促す場面もあると思います。
理由が分かれば、保護者側もそれほど不満に思うことはないと思います。
しかし連絡事項などをしっかりしてくれないのは、先生への不信感につながりますよね。
わたしも食育の日の連絡がなく、わが子だけエプロンを持たせられなかった、ということがありました。普段は良くしてくれている担任の先生なので、それだけで不信感は持ちませんが、何度も続けば当然不満に思うでしょう。
また保育園での先生の子どもに対する接し方についても、場合によっては親が不満に感じることもあるでしょう。
先生の性格や保育に対する考え方は様々ですから、自分の考えを譲らない先生、子どもにも怒るときはとても厳しく接する先生もいるそうです。
大人は自分の都合に合わせて子どもを動かす場面が多いと思います。
家でも多少はありますよね。子どもが遊んでいても、片づけるように言って買い物に連れていく、お腹がすいているかどうかにかかわらず○時にごはん、お風呂と決めている、などです。
規則正しい生活は大切ですが、その日によって子どもは出掛けるよりも遊んでいたいかもしれないし、決められた時間にお腹がすいてないかもしれない。子どもが小さいうちは仕方がないことですが、子どもは大人の決めたスケジュールに沿って動くことが多いように思います。
保育園でも、集団生活なので時間どおりに動くことを求められます。
素直に動けない子は問題児扱いして、子どもに対しても厳しく接する、という先生も中にはいるようです。また、苦手な子どもには冷たく接する先生もいる、なんて話も聞いたことがあります。
先生も人間ですから好き嫌いはあるのでしょうが、わが子が悲しい思いをしないか心配にもなります。ほとんどの保育士さんはプロ意識をもってお仕事しているでしょうし、個人的な感情を持ち込む先生ばかりではないと思いますが・・・
もし、転園した先にこうした先生がいた場合は、前の保育園と比べて転園しなければよかったのかな・・・と思ってしまうかも知れません。
まとめ
保育園を転園したことで、親が後悔した話、不満に思うポイントを記事にしました。
実際に転園してみないとわからないこともあると思います。できれば転園を決める前に、口コミを調べたり、実際にその保育園に子どもを通わせている方から話を聞く機会があると良いかもしれません。
↓転園した保育園に子どもが行きたがらない・・・なんてことも。
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